タイガースポリマーの21年３月期第３四半期業績は、売上高は２６３億７３００万円で前年同期比10・７％減、営業利益は５億３１００万円で同52・９％減、経常利益は６億２６００万円で同50・３％減、四半期純利益は１億８３００万円で同69・４％減となった。
地域別では、日本の売上高は１４９億４１００万円で同８・７％減、営業利益は４億７４００万円で同33・６％減。自動車部品、産業用ホース、ゴムシートの販売減少による減収に加えて減価償却費増加の影響などで減収減益となった。
米州の売上高は76億８７００万円で同18・６％減、営業損失は３億４６００万円（前年同四半期は営業利益２８００万円）。米国の自動車部品は、都市封鎖措置による操業停止の影響を受けて販売が減少したことで減収減益。産業用ホースは、操業停止とはならなかったものの販売が減少し減収減益となった。
メキシコも操業停止の影響を受けて自動車部品の販売が減少したが、原材料費や諸経費が減少し、減収増益となった。
東南アジアの売上高は16億５９００万円で同22・３％減、営業損失は１５００万円（前年同四半期は営業利益１億３２００万円）となったた。マレーシアは家電用ホースの販売が減少。原材料費や諸経費は減少したが、減収減益となった。タイはは、自動車部品の販売が減少し減収減益となりました。
中国の売上高は42億３３００万円で同15・３％増、営業利益は3億7500万円で同１４９・８％増。自動車部品、家電用ホースともに販売が増加。原材料費の増加はあったが増収影響で増収増益となった。
21年３月期通期業績予想は、主要需要先の自動車生産が回復していることを踏まえ、前回発表から売上・利益とも上方修正した。それによると、21年３月期通期売上高は３５７億円（前回発表３５２億円、増減額５億円）、営業利益は10億円（前回発表５億円、増減額５億円）、経常利益は11億５０００万円（前回発表６億円、増減額５億５０００万円）、当期純利益は５億円（前回発表１億円、増減額４億円）を見込んでいる。
