藤倉コンポジットの21年3月期第3四半期連結決算は、売上高が208億8400万円で前年同期比12・5%減、営業利益は5億3300万円で同41・1%減、経常利益は7億5000万円で同18・1%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億600万円で同4・8%増となった。
セグメントのうち、産業用資材は、売上高が136億8500万円で同10・7%減、営業利益は1億700万円で同78・8%減。工業用品部門は、住宅機器関連は堅調に推移した。自動車関連部品は、上期は受注が低迷したが、中国・北米市場が牽引し回復基調となった。ただし、コロナ禍の影響が残るASEAN地域は回復途上であり、全体では減収減益となった。制御機器部門は、半導体・液晶市場の設備投資が好調を維持し、また、医療市場も堅調で増収増益となった。
引布加工品は、売上高が29億6300万円で同20・2%減、営業損失は2200万円(前年同期は営業利益1億1600万円)となった。引布部門は、第3四半期に入り自動車市場の回復で関連製品の受注が好調になったが、電子関連部品の需要が低迷し減収減益となった。
スポーツ用品は、売上高が39億6000万円で同12・7%減、営業利益は8億2700万円で同35・0%増となった。
通期予想は上方修正し、売上高は289億円で前期比9・7%減、営業利益は8億円で同10・3%減、経常利益は11億円で同32・0%増、当期純利益は7億円で同79・1%増を見込む。
2021年02月12日