12月の日本銀行物価指数 プラ原材料が0・4ポイント上昇

2021年02月16日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の12月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で88・1と前月から0・4ポイント上昇した。

 内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、メタクリル樹脂など10品目が変動なく、ABS樹脂、ポリエチレン、シリコーン、ポリプロピレンの4品目が上昇したが、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂など5品目が下降した。また14品目が100を割り込んだ結果となった。

 プラスチック製品は20品目平均で97・2と前月から0・1ポイント下降した。

 内訳はプラスチック雨どい、合成皮革、電気機器用プラ製品など8品目が変動なく、強化プラ管板類、プラスチック床材、プラスチック製中空成形容器など5品目が上昇した。下降については、プラスチック継手、プラスチック積層品、輸送機械用プラ製品など7品目となった。20品目のうち、最高水準だったのは雨どいの121・1。

 石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から2・1%上昇し75・7となった。

 内訳は塩化ビニルモノマー、アクリロニトリル、酢酸ビニルモノマーなど5品目が変動なしとなり、ビスフェノールA、ベンゼン、パラキシレン、スチレンモノマーなど10品目が上昇した。ブタン・ブチレンの1品目が下降となった。品目別でみていくと、ビスフェノールAが18・8ポイントともっとも上昇した。

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