主要プラスチック関連上場企業40社の21年3月期第3四半期業績が出そろった。プラ関連上場企業40社のうち減収企業が37社、減益企業は29社となった。
新型コロナ感染拡大で停滞していた各国経済も徐々に再開されたことで、新型コロナが直撃した上半期業績と比べると第3四半期業績は売上・利益面とも回復傾向を見せている。
主要上場プラ企業40社の21年4~12月期の合計売上高は4兆5710億6400万円で前年同期比9・4%減となった。プラスチック業界の主要需要先である自動車は生産も回復基調にある。また、ヘルスケア業界や半導体業界も引き続き堅調に推移している。このような事業環境の下、第3四半期の40社合計売上高は第2四半期の同14・1%減と比べて減収幅は4・7ポイント改善している。
40社のうち増収企業は、住友精化とクレハ、日産化学の3社