住友ゴム工業は2月18日、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する「水素バリューチェーン推進協議会」に参画したと発表した。同協議会は、サプライチェーン全体を俯瞰し、業界横断的かつオープンな組織として、社会実装プロジェクトの実現を通じ、水素社会の早期構築を目的に設立された団体。
同社は、2050年までにタイヤ製造工程のCO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指している。その取り組みの一つとして、次世代エネルギーとして期待されている水素エネルギーの活用を、国内の主力タイヤ工場での検討を開始した。そのため、企業や団体の皆さまとの情報交換、および水素社会構築への課題解決に向けて積極的に参加すべく、同協議会へ加入する意思を伝え、2021年2月12日付で加入承認された。
同社は今後、水素バリューチェーン推進協議会の会員として、様々なステークホルダーと連携し、水素社会の拡充に向けて取り組んでいくとしている。