クラレは2月24日、「包装オンライン展示会2021」(https://bit.ly/3dlyWbR)を開催すると発表した。開催期間は2月24日~3月9日で、入場料は無料。
同社は昨年より、デジタルマーケティング施策として、独自開催のオンライン展示会による商談機会の創出に注力している。これまで開催した自動車業界向け、農業・畜産業界向け展示会は、各分野における総合的なソリューション提案が来訪者より好評を得ている 。今回、第3弾となる同展示会にはクラレグループの6事業部が参加し、環境と人に優しい包装ソリューションをテーマに、新製品である「エバール樹脂SC銘柄」を含め、包装材料として使われる11製品を紹介する。
展示内容のうち「環境に優しい包装材料」では、 近年、プラスチックごみ問題への関心が高まる中、環境配慮型包装材に注目が集まっていることから、リサイクルや環境保護に貢献できる製品を「リサイクル」「バイオマス環境対応」「食品ロス」「紙化対応」という4つのテーマで紹介する。
「エバール樹脂SC銘柄」は、一般的なEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)樹脂と同等以上のガスバリア性を維持しながら、延伸性・収縮性をさらに向上させたエバール樹脂の新銘柄となっている。エバール樹脂SC銘柄をガスバリア層とし、オレフィン系素材との多層構造とすることで、シュリンクバッグ、スキンパックなどの食品包装材に使用される二軸延伸多層フィルムへの展開が可能となる。
「人に優しい包装材料」では、薬効成分を逃さず吸着しないバリア包装材「エバール」フィルム、農薬や工業薬品を手で直接触れることなく取り扱える個包装パッケージに使用される水溶性フィルム「クラリア」など、人に優しく機能的な包装に貢献する製品を紹介する。