三菱ケミカルは2月24日、MMA事業のグローバルオペレーションを強化するために同事業の本社機能をシンガポールに集約し、現在三菱ケミカル、ルーサイト、また各リージョンに分散するMMA事業の中核会社を4月1日付で「三菱ケミカルメタクリレーツ」を含む社名に統一することを決定したと発表した。
日本においては、同日付で三菱ケミカルメタクリレーツを設立し、国内事業についても引き続き強化していく。
同社のMMA事業は、世界の成長市場でモノマー11拠点、ポリマーアクリル樹脂6拠点を保有しており、デジタル技術を活用しながら各地域の生産・コスト・需給等の状況を共有し製品供給網の最適化を図っている。これまで事業の本社機能を日本や英国で担ってきたが、意思決定の一元化・迅速化、多様化する人材登用など経営基盤を強化するために、グローバルサプライチェーンマネジメントをはじめとする本社機能を三菱ケミカルメタクリレーツ・シンガポール社に集約する。