朝日ラバーが委員長表彰 東北7県電力活用推進委

2021年03月02日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーは2月25日、東北経済産業局、省エネルギーセンター東北支部、県電気活用協議会、東北電力等で構成された東北七県電力活用推進委員会より、令和2年度東北七県電力活用推進委員会委員長表彰を受賞したと発表した。

 同表彰は、新潟県を含む東北七県に所在し、他に率先してエネルギー管理を実践しエネルギーの使用合理化(省エネ)の成果が著しく、特に電気の有効活用を図った事業者や工場、個人に対して表彰されるもので、2021年2月25日に宮城県仙台市にて表彰式が行われた。

 同社は2003年にISO14001の認証を取得し、全社的な環境基本方針として、「当社は環境問題が人類共通の重要課題であることを認識し、『環境にやさしいものづくり』をスローガンとして、地球環境の保全と社会への貢献を目指して活動します。」を掲げ、環境保全活動を進めてきた。

 同社は、福島県西白河郡に福島工場と第二福島工場、福島県白河市に白河工場と白河第二工場の4つ工場を国内に保有し、工業用、医療用のゴム製品の製造を行っている。これらの工場において、エネルギーの使用の合理化に関して以下の5つの施策を行っている。

 「工場屋根へ遮熱塗装を施工」では、工場の屋根に遮熱塗装を施行することで、工場内の室温の上昇を抑える。「自家消費太陽光発電設備の設置」では、工場の屋根に太陽光発電設備を設置することで、購入電力の削減とパネルの日陰効果による工場内の室温を抑える。「デマンド監視、コントロール装置の設置」では、デマンド監視装置を現場のタブレットに表示することで、需要逼迫時に設備電源投入の防止を促す。「プレス保温カバー設置」では、ゴム加工用のプレス本体からの放熱を抑制し、温度制御ヒーター電力と室内の冷房負荷を削減する。「LED照明導入」では、蛍光灯をLEDに交換することで消費電力を削減する。

 同社では、今後も「環境にやさしいものづくり」の活動を進め、さらに省エネ活動に取り組んでいくとしている。

 

福島工場屋根の遮熱塗装

福島工場屋根の遮熱塗装

白河工場の太陽光発電パネル

白河工場の太陽光発電パネル

表彰式の様子(右から二人めが同社渡邉社長)

表彰式の様子(右から二人めが同社渡邉社長)

 

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