横浜ゴム、本社ビル売却 平塚製造所と拠点統合図る

2021年03月01日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは2月26日、本日開催の取締役会において、東京都港区の本社ビルを売却すると発表した。譲渡益208億円。
 同社は2月19日にオンラインで開催した決算説明会と中期経営計画YX2023で、本社ビルと平塚製造所の拠点統合を進めていることを発表した。譲渡の理由について、同社では拠点統合による生・販・技スタッフの更なる融合や、経営資源の有効活用と財務的柔軟性の確保を図ることに加え、オフィスでの勤務を前提とした従来の働き方の見直しに伴い、本社ビルを売却することにした。
 また、今後本社ビルについては、譲渡先とリースバック契約を締結し、一定期間入居する予定。今後本譲渡に伴うリースバック契約終了後の対応を含め、開示すべき事項を決定した場合又は事項が生じた場合、適切に開示するとしている。
 なお、譲渡先及び譲渡価額については、不動産コンサルティング会社等、第三者の助言を得て不動産の価値を精査し、適切な不動産仲介会社の仲介により入札希望者を募り、応募者のデューデリジェンスを実施後、同社が入札を認めた複数の応募者にて競争入札を行ったうえで、価格及びリースバック条件などについて最も好条件を提示した応募者に優先交渉権を付与した後、詳細条件の交渉を行い決定するとしている。

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