財務省貿易統計を基に、日本ベルト工業会がまとめた20年の国別輸出入実績は、輸出総額は296億6800万円で前年比19%減となった。
輸出先1位は米国の53億8702万円で同23%減、2位は中国の39億9538万円で同10%減、3位は台湾の21億5493万円で同10%増となった。
品種別に見ると、コンベヤベルトの総輸出額は59億8536万円で同27%減となった。仕向け先1位のチリは同49%減と大きく減少した。
2位のオーストラリアは前年4位から順位をあげ、構成比も12・6%となった。以下、3位はペルー(同18%減)、4位はアメリカ(同48%減)、5位はフィリピン(同6%減)となり、上位5ヵ国のうち2位のオーストラリアを除いた4ヵ国は前年実績を下回った。
伝動ベルトの総輸出額は236億8263万円で同17%減。伝動ベルトは自動車の内燃機関を中心に、射出成形機など一般産業機械などの内部で動力や回転を伝達する役割を担う。1位は米国の49億243万円で同20%減、2位の中国は37億4225万円で同9%減となった。
3位は香
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