ブリヂストンは3月2日、環境分野で権威のあるNGOのCDPが実施する「サプライヤー・エンゲージメント評価」において2年連続で最高評価「A」を獲得し、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に認定されたと発表した。同社が「A」評価を獲得し、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に認定されるのは4回目となる。
「サプライヤー・エンゲージメント評価」とは、企業のサプライチェーン全体での気候変動・温室効果ガス排出量削減への取り組みについて調査し、取り組みに応じて企業を格付けするもので、同社グループは、2030年に向けて同社が排出するCO2総量の50%削減(2011年対比)を目指すと共に、商品・サービスのライフサイクル、バリューチェーン全体を通じて、同社の生産活動で排出するCO2排出量の5倍以上の削減(2020年対比)に貢献していくことを目指している。原材料調達段階においては、CO2排出削減に関する項目を含む「グローバルサステナブル調達ポリシー」に基づき、取引先とともに持続可能な調達活動と競争力の向上に取り組んでおり、今回はその取り組みが評価された。
同社は、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社であり続けること」をビジョンとして掲げている。2020年には、カーボンニュートラル社会の実現に向けてより積極的に貢献すべく、2050年を見据えた「環境長期目標」においてカーボンニュートラル化を目指すことを明確に示した。今後もCO2削減に向けた取り組みをさらに推進していくとしている。