豊田合成は3月5日、同社事業所が所在する愛知県と静岡県の9ヶ所の障がい者施設が生産する菓子類を、同社食堂で従業員向けに販売することを発表した。3月3日~4月28日の期間で計32回実施する。販売品はパン、焼き菓子、プリンなど。また、従業員が購入した金額と同額を会社が拠出(マッチング)して物品を購入し、愛知県稲沢市、清須市の医療施設に寄贈する。
同社は従来から、障がい者の自立支援の一環で、施設で生産したパンや焼き菓子などを同社食堂で障がい者自身が販売する機会を毎月提供してきたが、今年度は新型コロナウイルスの感染防止のため社内販売を見合わせていた。今回、感染症の長期化により販売が落ち込んでいる施設を支援するため、同社11事業所で従業員が代行することで販売を再開する。さらに、同社の拠出金で施設の菓子類を購入する。
また、感染症の対応に尽力されている地元の病院や保健所などに感謝の意を込めて、同社のUVC空間除菌装置と施設の菓子類を寄贈する。