住友化学は3月8日、プロピレンオキサイド(PO)の価格改定を実施するため、需要家との交渉に入ると発表した。価格改定幅はプラス30円/kg、価格改定時期は4月1日出荷分からとしている。同社では、POについて、従来より販売価格をナフサ価格に連動させるフォーミュラ方式を導入している。ただ、近年、原料費や製造・物流設備の維持補修費などの各種コストが増加している。このような状況の下、「さまざまなコスト削減に取り組んできたものの、自助努力だけでこれらの費用吸収は困難と判断し、安定供給を継続するためにも、ナフサ価格変動分以外について価格改定をお願いする」(同社)としている。
2021年03月09日