日本触媒は3月8日、電池サプライチェーンの国際競争力強化を推進する新団体「電池サプライチェーン協議会(以下、BASC)」に加入すると発表した。BASCは、2021年4月1日に一般社団法人として設立される、脱炭素社会実現に向けて電池サプライチェーンの国際標準化や電池エコシステム構築等の活動をする新団体で、同社を含めた電池サプライチェーン関連企業約30社が設立時点の会員となる。
同協議会の詳細は、BASCホームページから閲覧できる。
同社製品であるイオネル(高純度LiFSI)は、独自製法により世界初の量産化技術を確立し、また多数の特許権を取得しているリチウムイオン電池用の電解質であり、広い温度範囲で電池の寿命特性、入出力特性、保存安定性、セルの膨張抑制に効果を発揮することから、電気自動車にも利用され、脱炭素社会実現への貢献が期待されている。