CMB特集 三福工業 新規のプロジェクト立上げ 市場や用途開拓について注力

2021年03月29日

ゴムタイムス社

  三福工業(栃木県佐野市、三井福太郎社長)はフッ素ゴムや合成樹脂などのコンパウンド事業と、発泡体事業の2本柱で展開している。
 20年度の下半期を振り返ると、「昨年7月から自動車生産が回復し始めた2~3カ月後の11月以降、需要が戻ってきた。また、環境関連の特需が発生したため売上に貢献した」(同社)という。事業別にみると、コンパウンド事業は樹脂などの既存需要が回復傾向を示しているほか、フッ素ゴムも一昨年のレベルまで戻ってきている。一方、発泡体事業はコロナ禍でもそれほど影響を受けず、ノベルティ関連の需要が落ち込んでいたものの、土木等主力分野が堅調に推移した。

 足元の状況では、コンパウンド事業は1~3月は堅調に推移しているが、フッ素ゴムは原材料の供給がコンテナ不足など船の輸送の問題で間に合っていないため、受注に対して十分な対応ができていない状況だ。その結果、通期はコロナ禍の影響で上半期の落ち込みを下半

 

 

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