三洋化成工業は3月22日、ポリウレタンなどの主原料であるポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)を、4月1日出荷分より、国産ナフサ価格変動分以外でいずれも1kg当たり+30円以上の価格改定を実施すると発表した。
近年、PPGとPOPは原料費がナフサ価格の上昇分を超えて大幅に高騰しており、副資材や用役・物流費、製造に関わる設備の維持補修費などのコストも増加している。
同社ではこれまで様々なコスト削減に取り組んできたが、このような厳しい環境下ではこれらのコスト増加は自助努力で吸収できる水準を超えており、安定供給を継続するためにも国産ナフサ価格変動分以外について値上げを決定した。