積水化学工業は3月22日、経済産業省および東京証券取引所により同日、2020年度の「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。2016年度、2017年度、2019年度に続き、4度目の選定となる。
同社は「従業員は社会からお預かりした貴重な財産」との考え方に基づき、多様な人材の活躍、働きがいのある職場づくりに取り組んでいる。そのなかで、女性活躍推進は2007年度から取り組みを開始し、2015年度からは、ダイバーシティマネジメント方針を定め、女性活躍推進をファーストステップとしたダイバーシティ推進を積水化学グループ全体で展開している。
女性活躍推進では、「定着と活躍」「管理職創出」の段階に分けて取り組みを進めている。なかでも、女性管理職候補とその直属上司を対象にした実践型の研修など、活躍の場の拡大に注力した結果、女性社員の定着率向上や女性管理職数の増加につながっている。2019年4月には社内から女性執行役員が1名誕生し、その執行役員がリーダーとなる社内塾において経営陣に対し「女性の底力を経営に活かす方法」を提案するなど、同社社内の女性活躍推進への機運は高まりを見せている。
同社は、サステナブルな社会の実現に向けて、今後も更なるダイバーシティ推進に取り組んでいくとしている。