住友ゴム工業は3月22日、同社社員が3月14 日に発表された『第 63 回グラミー賞』のクラシック部門の最優秀合唱パフォーマンスを受賞したと発表した。クラシック部門の最優秀合唱パフォーマンスを受賞した曲は、米国・ニューヨーク州にある合唱団「Buffalo Philharmonic Chorus(バッファロー・フィルハーモニック合唱団)」の「TH PASSION of YESHUA(ヨシュアの受難曲)」。同アルバムには、同社の人事総務部課長代理(当時:米国工場人事総務部 ゼネラルマネージャー)の大久保有記が合唱団唯一の日本人として参加していた。
大久保氏は3才からピアノを始め、中学・高校ではグリークラブに所属していた。米国の大学に留学した際に所属した大学合唱団で歌ったオラトリオに感動し、再び訪れる機会があればまた挑戦したいと熱い想いを抱いていた。その後の米国工場駐在時に、「バッファロー・フィルハーモニック合唱団」のオーディションに合格し、2017年9月から同団体のバリトンとして在籍し、音楽活動を行っていた。
2019年4月にクラインハンス・ミュージックホールで収録された「THE PASSION of YESHUA」は、キリストが地上で最後の時間を過ごしたことを英語とヘブライ語で歌ったものになる。同楽曲は、2020年11月24 日『第 63 回グラミー賞』のクラシック部門の3つにノミネーションされ、3月14 日に受賞が決定した。
大久保は受賞を受けて、「コーラスでは1/100人ではあったが、貢献はできたと思う。自分の様な普通の人でも『グラミー賞』を受賞できるので、好きなものがある人は迷わずぜひ一歩踏み出してこの喜びを感じて欲しい。練習しなければ上達しないのと同様に、日々の小さな仕事の積み重ねが大きな成果に繋がると信じている」とコメントしている。
2021年03月25日