JSRは3月26日、オンラインで経営方針説明会を開催し、エリックジョンソンCEOが事業目標や各事業の施策などを説明した。
2024年度の事業目標にはROE10%以上と過去最高益である600億円の更新を掲げ、半導体事業とライフサイエンス事業に注力し、半導体を含むデジタルソリューションとライフサイエンスを、事業の中核に添える方針を示した。
具体的な数値目標には、2024年度に売上高3000億円、コア営業利益600億円以上、コア営業利益率20%、EBITDA750億円を掲げ、新たな事業ポートフォリオで過去最高益を目指していく。
石油化学系事業の構造改革については、今後の事業環境を勘案し、制限なき事業構造改革の断行が必要だとし、3月8日発表した早期退職優遇制度に加え、原料・物流コストの合理化などコスト削減、販売価格の適正化による収益改善策を実行しており、さらに事業・製品セグメントの整理を含めた検討も行う。
戦略投資では、半導体、ライフサイエンスを中心に今後4年間で1000億円を投資し、今後もM&Aを戦略的な成長ドライバーとして活用していく。
デジタルソリューション事業では、半導体事業にリソースを集中し、
2021年03月28日