再生可能エネルギー化を達成 ブリヂストン欧州グループ会社

2021年03月30日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月29日、同社の欧州グループ会社であるブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィーエスエー(以下、BSEMIA)が欧州のすべてのタイヤ工場、イタリア・ローマの技術センターおよびプルービンググラウンド、ベルギー・ランクラーにあるリトレッド用部材工場、スペイン・ウサンソロにあるタイヤコード工場、そしてベルギー・ブリュッセルの欧州本社において使用する電力の100%が、再生可能エネルギー由来の電力となったと発表した。

 同社グループは、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社であり続けること」をビジョンとして掲げ、中期事業計画を推進している。その中核として、資源循環やカーボンニュートラル化などへの取り組みと、ビジネスモデルを連動させるサステナビリティビジネス構想の実現へ向けた取り組みを加速している。これまで、タイヤを「創って売る」タイヤ・ゴム事業、そして顧客が「使う」段階でも価値を提供するソリューション事業で、資源生産性向上やCO2削減に貢献しており、今後はさらに、リサイクルの事業化を進め、同社の事業全体で資源循環、CO2削減、カーボンニュートラル化へ挑戦し、ヒト・モノの移動と動きを支えるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化していく。

 また、同社グループは、パリ協定で締結されたCO2削減目標など、グローバルな社会的要請を踏まえ、CO2排出量削減への取り組みを推進しており、カーボンニュートラル社会の実現に向けてより積極的に貢献すべく、環境中期目標「マイルストン2030」において排出するCO2の総量を「50%削減」すること、2050年を見据えた環境長期目標において「カーボンニュートラル化」を目指すことを明確にした。モノづくり領域、顧客の使用段階、リサイクルまで含めた商品のライフサイクル全体、そしてバリューチェーン全体でCO2排出量を削減するための活動を進めている。

 今後も同社は、サステナビリティビジネス構想の実現へ向けて、CO2削減に向けた取り組みをさらに推進していくとしている。

 

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