ゴムシート特集 マクセルクレハ 組織的な営業力アップを徹底 マクセルグループとの製品開発強化

2021年04月05日

ゴムタイムス社

 マクセルクレハ(大阪市中央区、西郷政裕社長)の20年度シート事業の需要動向は、20年8月まではコロナ影響を大きく受け、大幅なマイナスで推移していたが、9月以降は回復基調に転じ、20年4~21年3月売上見込は対予算比で1桁減まで持ち直している。

 分野別では、汎用の合成シートは前年並みの水準までは戻っていないものの、厚板、薄物とも特定用途向けが回復し、スポット案件の受注率もアップしている。さらに、半導体関連の需要回復もあり、シリコーンやフッ素ゴムなど特殊ゴムシートも回復傾向を見せている。

 極薄シートを主力とする高機能製品群は、コロナ影響が比較的小さく、20年度はほぼ予算並みの実績を見込んでいる。高機能製品では、20年2月に「PDMS(ポリジメチルシロキサン)シート」「フレキシブル印刷用EPDMシート」の2つの新製品を

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