TOYO TIREは3月29日、SUV用タイヤブランド「オープンカントリー」シリーズにおいて、オフロード走行における優れたトラクション性能を有しつつオンロード走行時での静粛性を確保したSUV用オールテレイン(全地形型)タイヤ「オープンカントリーA/T EX」を、2021年5月より順次、国内で発売すると発表した。発売サイズは全4サイズで、価格はオープン価格。
今回発売するオープンカントリーA/T EXはミドルクラスのSUVをターゲットに、純正サイズを中心としたラインアップでユーザーニーズに応えていく。舗装されていない泥濘地などのオフロード重視ではなく、一般道や高速道路などのオンロードでスマートに走り抜けることを考慮した、スタイリッシュなトレッドパターンを採用している。また、サイド部にはブランドロゴとタイヤのパターン名を白文字で立体的に表現したホワイトレターを採用し、デザイン性を重視している。
オープンカントリーシリーズはSUVをターゲットとした同社の主力ブランドで、同社は世界で最も過酷なオフロードレースといわれる「BAJA1000」などの国際レースに継続参戦し、その経験によって得られた知見を商品開発にフィードバックしている。同ブランドは、大型SUV車両が抜きん出て普及している北米市場で高く評価されている。国内市場においては2016年に販売を開始した。
日本国内でのSUVの人気は依然として高く、同カテゴリの新車販売台数も年々増加している。アウトドアやレジャーなどでの使い勝手の良さが人気を博し、ユーザーからは目的地へ向かう時の快適な走行性だけでなく、アクティブな利用シーンにおける見た目の格好良さなどが求められている。
同社は、今後もSUV市場において、ユーザーニーズに対応した独自性の高い魅力ある商品を届けていくとしている。