デンカ今井新社長 21年度新入社員に祝辞

2021年04月01日

ゴムタイムス社

 デンカの今井俊夫社長は4月1日、2021年度新入社員に対し祝辞を述べた。
 先ほど、社長の今井ですと挨拶させていただいたが、社長には今日なったばかりだ。その意味では、本日デンカの社員としての歩みを始めた皆さんと同じになる。
 本日入社された皆さんは昨年に続いて、人類の歴史に必ず残る大変な時期に入社した。世界中を襲った新型コロナウイルスは多くの方々の命を奪うとともに、対面でのコミュニケーションを阻害させるという、私たちの生活における根源的な変化を強いた。本日入社の皆さんも学生生活の貴重な最後の一年を、極めて制約された社会の中で過ごさざるを得なかったことの残念さは、いかばかりであったかと思う。
 同社は2017年に Denka Value―Up 計画を掲げ、外部環境に左右されない高付加価値事業の集合体である「Specialty―Fusion Company」への変貌を目指してきた。その甲斐あって、重点分野であるヘルスケア、環境・エネルギー事業の進展により、昨年度はコロナ禍の影響を跳ね返し、前年度を上回るレベルの利益を実現できる見込みだ。本日入社される皆さんとともに、DenkaValue―Up 計画の残りの 2年間でこの計画を仕上げ、さらにその後のデンカのあるべき姿を描いていきたいと思う。
 本日、私が皆さんにお願いしたいのは、「相手の立場になって考えることが出来る人になってほしい」ということだ。相手の立場になって考えることが出来れば、お客様のニーズを正確にとらえることができる。それ以上に皆が相手の立場になって考える事のできる職場での安心感は仕事の生産性に大きく影響を与えると考えられる。
 私はデンカで仕事をする皆さんに、常に「希望と挑戦」を与え続けることができるような経営を目指したいと思う。そしてデンカで仕事をすることによって、社会人としても、人間としても成長できるような会社にしていきたい。
 私たちが「一番上手にできる高付加価値な仕事」に集中することにより、社会的な課題に敢然と立ち向かい、本日入社された皆さんとともにデンカを、「世界にとって掛け替えのない会社」としていきたいと思う。

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