三菱ケミカルは４月１日に入社式を開催し、和賀昌之社長が２１１人の新入社員を前に挨拶を行った。
入社おめでとうございます。新しい仲間を迎えることができたことを本当に嬉しく思います。21世紀はまさに「化学の時代」です。人工知能、IoT、自動運転といったデジタル技術を作り出すに至った社会、そしてデジタル技術そのものも、化学産業無しでは存在しえません。一方で、気候変動、環境汚染等により、地球は悲鳴をあげておりますが、こうした地球規模の課題を解決できるのも、化学産業であり、当社であります。
当社は、社会インフラを支える汎用プラスチックや化学品、繊維を提供してきましたが、生分解性プラスチックや植物由来プラスチック、炭素繊維等の軽量素材によるエネルギー浪費抑制、人工光合成等により、これまで途中で止まっていた資源の循環を完結させ、Ｓｕｓｔａｉｎａｂｉｌｉｔｙを推進する製品群の開発、商品化を進めています。
当社は三菱ケミカルホールディングスグループの一員として、「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」すなわち「ＫＡＩＴＥＫＩ」を実現するというビジョンを共有し、技術、営業、R&D等様々な機能、レベルで積極的な交流を行い「協奏」の実現を目指しています。皆さんも三菱ケミカルホールディングスグループの一員なのだという意識を常に忘れず、同じ理念を共有する仲間と積極的に協奏して、仕事に取り組んでください。
【入社にあたって】
①「安全第一」「安全・安定操業」こそが、最大の目標です。「第一」の言葉の通り、安全はすべてに優先します。研修や現場実習を通してしっかり学んでください。
②「学ぶ根気、発言する勇気」自分の意志を持って調べ、習い、貪欲に視野を広げてください。根気よく学び、勇気をもって発言することで組織は動きます。鋭い感性を生かすために、意見をいう勇気を鍛えてください。
③「大人としての自覚」良識と常識を有した大人として、挨拶、感謝、謝罪ができて、他人を敬うことができる社会人になってください。
