横浜ゴムは4月1日、同社および横浜ゴムの従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が、特定非営利活動法人「ジャパン・ヘアドネーション・アンド・チャリティー(以下、JHD&C)」へ活動支援金として、合わせて30万円を3月に寄付したと発表した。
「JHD&C」は2009年9月に日本で初めて医療用ウィッグを無償提供する「ヘアドネーション」を専門に行う団体として誕生した。寄付された31cm以上の髪の毛でウィッグを作り、脱毛症や乏毛症、小児がんなどの治療や外傷など、何らかの事情で頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに提供している。
今回の支援は、ウィッグをつけることで子どもたちが普通の何気ない生活を送る手助けをしたい、家族の不安や負担を少しでも軽くしたいという同社の思いから「YOKOHAMAまごころ基金」の支援につながった。支援金は医療用ウィッグ2個分に相当する。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する同社従業員の給与から天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出している。今後も同社は、社会課題の解決に向けて「まごころ」ある活動を行っていく。
同社では、今年2月に新中期経営計画「YX2023」を策定した。ESG経営においては「未来への思いやり」をスローガンとして掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めていくとしている。