CASE特設ページを開設 住友理工、新技術を紹介

2021年04月05日

ゴムタイムス社

 住友理工は4月1日、同社コーポレートサイトに「CASE」に関する特設ページを開設したと発表した。同社は、「素材を描き、未来を創る。~Innovation by Materials~」をテーマに、自動車(モビリティ)分野での新技術・新製品・新サービスにフォーカスして、同社グループの取り組みを紹介している。4月下旬に関連動画をアップし、5月上旬には英語ページも公開予定としている。

 気候変動問題が人類の差し迫った危機と全世界で広く認識されるようになった昨今、日本でも政府が昨年、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言した。同社グループが主な事業活動を展開する自動車業界でも、脱炭素型クルマ社会の実現を目指す動きが加速している。「電動化」にとどまらず、100年に一度の大変革「CASE」の波が押し寄せており、同社グループにおいてもCASE対応は喫緊の課題となっている。

 こうした中、同社グループがCASEを大きなチャンスととらえ、協業先を模索しながら、さらなる事業拡大を図っていることを広く伝えるため、今回、同コンテンツを制作した。モノづくりの「川上」である素材から、「川下」である最終製品まで手掛けるユニークな自動車向けシステムサプライヤーとして、特に強みである「素材力」を打ち出した構成としている。

 同社は「CASEを加速させる住友理工のテクノロジー」として、自動運転では「センシング」、電動化では「熱制御」「シーリング」「音・振動制御」の計4領域のテクノロジーに焦点を当てた。自動車メーカーでの採用が決まった自動運転支援デバイス「ステアリングタッチセンサー」、極めて難しい材料の塗料化に成功した断熱材「ファインシュライト」などの新製品はもとより、主力の防振ゴムやホース、制遮音品といった既存の事業分野で注力する未来の製品群も紹介している。

 同社は、同コンテンツを通じて、CASEに対する同社グループの取り組みの全体像を理解することができるとしている。

 

CASE特設ページ

CASE特設ページ

熱制御技術の紹介ページ

熱制御技術の紹介ページ

 

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