豊田合成は4月2日、同社のグループ会社である豊田合成九州が、CO2削減の一環で、福岡工場の電力をすべて再生可能エネルギー(以下、再エネ)由来に切り替えたと発表した。
豊田合成九州は昨年、佐賀工場全体と福岡工場の一部に再エネ由来の電力を導入していたが、今回の利用拡大により、同社全体の使用電力の約50%を再エネで賄うとともに、2021年度のCO2排出量を2019年度比で約6400t削減する。
同社グループは長期環境目標(TG2050環境チャレンジ)において、2050年までにCO2排出量を極小化することを目指しており、各工場での日常的な省エネ活動に加え、消費電力の少ない生産設備やクリーンエネルギーを活用した発電設備を導入するなどCO2の削減に取り組んでいる。今後も同社は、環境に配慮した事業活動を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。