日本ミシュランタイヤは4月13日、4月1日に社長に就任した須藤元氏の就任報告会見を開催した。
須藤新社長は日本ミシュランタイヤ発足以来、初の日本人社長となる。1999年入社後、主に直需タイヤ事業でキャリアを積み、2回の中国赴任を経て、海外の業界事情にも精通している。昨年8月に日本ミシュランタイヤに復帰し、乗用車、商用車、2輪事業部の営業チームを統括していた。
会見には、東アジア・オセアニア地域(中国除く)の B2C営業責任者に就任した前社長のポール・ぺリニオ氏も出席した。
ポール・ぺリニオ氏は、新社長の須藤氏について「日本人が日本ミシュランの社長に就任した事を大変嬉しく思う。ただ、国籍の前に須藤氏は卓越した経験、ビジョン、スキルがあるため、社長に就任した事をお伝えしておく」と話した。
須藤新社長は「社内の想いを一つにし、想いを強固にしていくために、個別対話などを進め、社内全員が同方向を向けるようにする」事を就任後すぐに実施したい事に挙げ、「日本市場でミシュランタイヤが認知されているかというとレストランガイドの認知度と比較するとまだ認知されていない状況だ」とし、「ミシュランタイヤがどういいう会社なのか、より多くの人に認知される事を目指していく」と抱負を述べた。
須藤新社長の座右の銘は 「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」。中国の故事に由来する、苦難にあってはじ
2021年04月14日