ダウは4月15日、中国・上海で14日から16日まで開催される「electronica China 2021」の会議プログラム「International Automotive Electronics and Electric Vehicle Conference」において、2つの技術プレゼンテーションを行い、より持続可能なモビリティを実現するための先進的なシリコーンソリューションを発表すると発表した。
電気自動車およびパワーエレクトロニクス分野における特定用途の課題に対応する同社の素材技術における取り組みについて、同社の研究者が説明する。
同社のロ・スー博士は、プレゼンテーション「xEVにおけるダウのシリコーンソリューション」を発表する。プライグインハイブリッド車(PHEV)や燃料電池車(FCEV)などの電気自動車(xEV)において、ダウの高機能シリコーンを使い熱管理や導電性接着、電磁干渉(EMI)シールドを実現する方法を議論する。続いてキャシー・スー氏が、プレゼンテーション「ダウが実現する、ADASにおける高効率、安定性、保護性能」を発表する。自動運転車の開発者が注目する先進運転支援システム(ADAS)向けのダウのシリコーン技術を紹介する。2つのプレゼンテーションはいずれも、上海新国際博覧センターで行われる。
また、この会議において同社の発表者は、要求の厳しい自動車用途向けの、実績のある熱伝導性および電気伝導性シリコーンの詳細を説明する。これらのシリコーンにより、ADASの電子制御ユニット(ECU)やバッテリー用途において、熱、接着、シーリング、スループットの課題を管理し、信頼性の高い保護とシールドを実現する。
会議では、同社の広範かつ成長を続ける放熱ソリューションの製品群から、今春後半に市販される2つの新製品のプレビューも行う。