日本触媒は4月16日、同社人事部に1日、D&I推進グループを新設したと発表した。推進体制を明確にすることで、今後、より一層ダイバーシティ&インクルージョンを推進していくとしている。
多様な人財が活躍できる風土づくり、環境・制度等の整備を進め、個人と組織の持続的成長やイノベーションの創出に繋げることは、同社の重要な経営課題の一つとなっている。同社は、同社の経営理念の一つ「人間性の尊重を基本とします」および行動指針「常に健全な職場環境を維持することに努め、各自の人権を尊重し、差別等の人権侵害行為は一切行いません」のもと、出生、国籍、人種、民族、信条、宗教、地位、性別、年齢、性的指向、身体的特徴などに基づく非合理なあらゆる差別やハラスメント行為を一切行わないことを明文化し、人権を尊重する風土の醸成を図ってきた。
女性活躍推進については、2019年に社内選抜メンバーによる女性活躍プロジェクトを発足させ、現状の課題を抽出し、社長への提言を行うなどの活動を行ってきた。また、2020年には、D&I推進方針を策定し重点課題を設定の上、社長からのトップメッセージとともに全従業員への発信および周知を行った。同社は、社内のD&Iマインドの醸成を目的に全役員・ライン長職を対象としたD&Iマネジメント研修を実施するなど、重点課題に対する施策の実行を進めている。
また同社は、女性活躍と男性の育児休職取得を推進すべく、新たに目標を設定した。女性社員の採用比率を向上させ、さらに活躍できるフィールドを整え、基幹職(管理職)など、重要なポジションに配置することで、様々な意見を会社の意思決定に反映していく。
同社は今後、D&I推進グループが中心となり、同社グループ全社員がやりがい・働きがいを持ち、さらに活躍することで、同社グループ企業理念「TechnoAmenity―私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を実践していくとしている。