クラレは4月20日、同社の社員で、同社スキー部所属のスキージャンプ・髙梨沙羅選手が同社本社に出社し、今季の報告を行ったと発表した。
髙梨選手は今シーズン、ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプにおいて男女を通じて歴代単独最多となる109回目の表彰台に立ち、世界記録を更新した。
報告会で髙梨選手は、4月16日に認定を受けたギネス世界記録の盾を披露し、「ひとつひとつの大会をこなしてきて、気が付いたら109回になっていた。これからも、人に喜んでもらえるジャンプでもっともっと記録を伸ばしていきたい」と語った。同社では、この偉業をたたえ、特別賞与を支給した。
来季はいよいよ北京五輪のシーズンとなる。髙梨選手は、「途中苦しい時期もあったが、このままでは世界に勝てないと、平昌五輪後にゼロから作り直したジャンプがようやく形になった。五輪でベストが出せるように力をつけていく」と抱負を述べた。
同社グループはこれからも、一丸となって髙梨選手を応援していくとしている。