三井化学は4月20日、IBMより、2021年の「AIの未来を築く世界の女性リーダー」に同社の松江RC・品質保証部長が選出されたと発表した。
同賞は、業界を問わず、AI(IBM Watson)を活用した変革や成長、イノベーションの促進に貢献した女性を表彰するもので、今年は世界18カ国から40名が選ばれた。
同社は、化学物質法適合性調査業務をアシストする新しいAIソリューションを主導したことが評価された。法適合性調査に関わる各国の法律文書や化学物質の同義語、上位概念、専門用語などをIBM Watsonに学習させることで、質問文を入力するだけで各国の言語に翻訳し、必要な情報をすぐに検索できるというもので、すでに2020年1月より運用を開始し、精緻な法適合性調査の実現をアシストするシステムとして活用している。同社は今後、活用の範囲をさらに拡大させていく。
同社は、今年4月よりDX(デジタルトランスフォーメーション)推進室を組織化した。同社はデータとデジタル技術を活用しながら、さらなる企業変革を加速していくとしている。