TOYO TIREは4月21日、同社および米国タイヤ販売子会社トーヨータイヤUSAが、今年4月14日から18日にメキシコ・バハカリフォルニア州で開催されたオフロードレース「第34回スコア・サンフェリペ250」において、同社より「オープンカントリーM/T―R」を供給、サポートしたブライス・メンジス選手チームが総合優勝したほか、アンディ・マクミラン選手が3位、アラン・アンプディア選手が4位と上位入賞を果たしたと発表した。
34回目の開催となった「スコア・サンフェリペ250」は、オフロードレース「スコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ」(全4戦)における2021年シリーズの初戦となる。全280・2マイル(約450km)でタイムを競う同レースに、今年は35名の選手が参戦した。
「スコア・サンフェリペ250」のコースは、想定通りに走るのが困難なコースの一つとして知られている。荒涼とした砂漠に突如出現するくぼみや岩場など、悪条件のなかでの高速走行がレースの行方を左右し、タイヤには悪路における対外傷性や起伏のあるコースでのトラクション性能が求められる。同レースでは同社製タイヤ「オープンカントリーMT―R」が優れた耐久性とパフォーマンスを発揮した。ブライス・メンジス選手が4時間28分のタイムで総合優勝、7分後にゴールしたアンディ・マクミラン選手が3位、アラン・アンプディア選手も力強い走りで4位を獲得、TOP5のうち3選手が同社のサポートチームで占める結果となった。
ブライス・メンジス選手は「今年のサンフェリペのコースは過酷だった。我々のチームも柔らかい砂の中に潜んだ大きな岩の衝撃に幾度となく遭遇したが、タイヤがパンクすることもなく、自信を持って運転できたことがレースに勝利できた要因だ」と、レースを振り返ってコメントしている。
同社は、今後もピックアップトラック/SUV用タイヤ市場でのプレゼンスをさらに高めていけるよう、オフロードレースへの参戦などを通じてブランド力の向上を図っていくとしている。