住友化学は4月22日、2020年11月2日から2021年3月31日までの5ヵ月間、サステナビリティへの取り組みを推進させるため、同社グループの全役職員を対象とした参加型プロジェクト「グローバルプロジェクト2020 『For a Sustainable Future』―JIRI RITA-」(以下、「同プロジェクト」)を実施したと発表した。
同社は、事業精神の一つである「自利利他 公私一如」に基づき、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長の実現を目指している。同社のサステナビリティへの取り組みは「T・S・P」、すなわちトップのコミットメント(「T」、Top Commitment)、事業を通じた社会課題の解決(「S」、Solution)、全員参加(「P」、Participation)を原則としており、同プロジェクトを全員参加の重要な活動の一つと位置付けている。同プロジェクトでは、国内外の役職員一人一人が、社内SNS上でサステナビリティに関する世界の潮流や同社グループの取り組みをクイズや事例紹介を通じて楽しく学ぶとともに、サステナブルな社会の実現に向けた諸課題を「自分ごと」として捉え、個人あるいはチームとしての取り組みや挑戦、思いを投稿し共有した。
2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の中においても、同社グループが団結してより良い世界の構築を目指すべく「Build Back Better by 『JIRI RITA』」をスローガンに掲げた。同社の会長や社長をはじめ各社の役員がメッセージを投稿し、そのメッセージを受けて従業員が自らの創意工夫や挑戦を投稿した。さらに、従業員の投稿に応えて役員が激励や共感のコメントを投稿するという好循環を通じて、グループ内で共感と共鳴の輪が広がり、世界各地から1万8764件もの投稿があった。
同社は、持続可能な社会の実現に向けて、同プロジェクトを通じて得られた結束と決意を胸に、グループ一丸となって創造力を最大限に発揮し、化学の力による新たな価値創造を通じた社会課題の解決を目指していくとしている。