日本ゼオンの田中公章社長は、4月28日に開催した決算説明会の中で、新中期経営計画の全体像を発表した。中計では、2030年のビジョンに、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を掲げ、そのビジョンから、「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを
実現するものづくりへの転換を推進する」、「既存事業を磨き上げる、新規事業を探索する」 、「舞台を全員で創る」の3つの全社戦略を立案した。
数値目標では、2030年にSDGS貢献製品の売上高比率50%、既存事業のROIC9%、新事業の売上高を2019年度比でプラス600億円、従業員エンゲージメント75%、外国人・醸成役員比率30%を目指していく。
「既存事業を磨き上げる、新規事業を探索する」では、
高機能樹脂と電池材料の強化、既存SBUの勝ち残り、重点分野を定めてリソースを集中投入することを要となる方策として掲げた。「「医療・ライフサイエンス」、「CASE・MaaS」、「 情報通信」、「省エネルギー」の
2021年05月01日