豊田合成の21年3月期連結決算は、売上収益が7214億9800万円で前期比11・2%減、営業利益は364億7900万円で同103・9%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は352億500万円で同213・6%増となった。
売上収益は、中国における主要顧客の自動車生産台数の増加による増販はあったものの、その他の地域全般における年度前半でのコロナによる減販、前期にドイツの生産子会社豊田合成メテオール有限会社(以下TGM)を連結範囲から除外したことや円高による為替の影響等により減収となった。
利益は、コロナによる減販影響や英国子会社のリストラクチャリング引当金の計上はあったものの、政府補助金の活用を含む合理化努力や労務費・経費の抑制、前期にTGMの全株式を外部に譲渡し事業整理損失を計上したことの反動により、
2021年04月30日