横浜ゴムは4月30日、同社のオフロードレース用タイヤ装着車が、メキシコ・バハ・カリフォルニア州で4月14日~18日に行われた「第34回スコア・サンフェリペ250」のPro UTV NAクラスで優勝したと発表した。
「スコア・サンフェリペ250」は世界でも過酷なオフロードレースといわれる「バハ1000」を含む全4戦からなる「スコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ」の開幕戦で、鋭い岩場や凹凸が出現する280マイル(450km)以上に及ぶデザートコースで競われる。
今回の「スコア・サンフェリペ250」では、Kristen Matlock選手がPro UTV NAクラスで優勝した。レース全体では同選手を含め計8台にSUV・ピックアップトラック用タイヤ「ジオランダー」などを供給し、計6台が完走を果たした。ヨコハマタイヤは高レベルの耐久性と走破性を発揮しドライバーを足元から支えた。
同社は2021年度から2023年度までの新中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。