オカモト(東京都文京区、田村俊夫社長)の手袋事業は、家庭用・作業用・医療用の各種手袋を市場へ供給している。20年度を分野別に見ていくと、家庭用は昨年秋に発売した新商品「カシニーナコールドブロック」が堅調な販売を見せた。また、巣ごもり需要の高まりから、作業用ではガーデニング関連商品も好調に推移した。
医療用では、新型コロナ感染症予防対策として、医療現場で使い捨て手袋(ディスポ)の需要が急拡大した。同社ではPVC(塩化ビニール)、NBR(ニトリルゴム、未滅菌)の使い捨て手袋を供給することで、医療現場の感染対策に貢献している。
現在、注力する手袋は、家庭用では「カシニーナコールドブロック」を挙げる。