本紙では21年1月から4月までの主なゴム・樹脂に関連する値上げの動きをまとめた。ゴム・樹脂ともナフサなど原材料価格の高騰を理由に値上げを表明する企業が相次いでいる。また、海外市況との価格差や物流費・人件費の上昇など理由とする値上げもみられた。
TOYO TIREは3月17日、米国におけるトーヨータイヤ販売子会社トーヨータイヤUSAが、5月1日より冬用タイヤを除く全カテゴリのタイヤについてディーラー向け販売卸価格を最大で6%値上げすると発表した。
クラレは4月6日水添スチレン系エラストマー(セプトン、ハイブラー)、TUポリマー関連製品を、4月15日出荷分よりグローバルで0・50 US$/kg値上げすると発表した。
信越化学工業は3月3日、同社シリコーン事業本部が取り扱う全てのシリコーン製品の価格を4月出荷分より改定すると発表した。価格改定率は10~20%となっている。
BASFは1月28日、プラスチック添加剤の製品価格を、同日付で世界的に最大10%値上げすると発表した。
東ソーは3月8日、ポリエチレン樹脂を4月1日納入分より20円/kg以上値上げすると発表した。
三井化学は4月22日、ポリウレタン樹脂について、5月1日出荷分より50円/kg以上値上げすると発表した。
東海カーボンは4月12日、カーボンブラック全品種(輸出を含む国内工場出荷)を5月1日納入分より26・8円/kg値上げすると発表した。
デンカは4月2日、デンカサーモシートBOPSを5月1日納入分より28円/kg以上
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