昭和電工は5月6日、自動車向け、産業向けに半導体ソリューションを提供するドイツのインフィニオン・テクノロジーズ(以下、「インフィニオン社」)と、パワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハー(以下、「SiC」)に関する今後2年間(延長オプション付き)の長期販売および共同開発に関する契約を締結したと発表した。
今回の契約締結により、インフィニオン社の有する幅広いパワー半導体製品への同社SiCの搭載が期待できることに加え、製品開発において両社の知見を合わせることで、製品の品質向上を加速していく。同社のSiCは、2009年の上市以来、特性均一性、低欠陥密度といった優れた特徴によりシステムサーバーの電源や鉄道車両、太陽光発電システム用インバーター、電気自動車の高速充電スタンド用コンバーターなど様々な用途に採用されてきた。
同社グループは、世界規模のSiC外販メーカーとして、「ベスト・イン・クラス」をモットーに急拡大する市場に高性能で信頼性の高い製品を供給し、SiCパワー半導体の普及に貢献していくとしている。