BASFは5月10日、21年第1四半期の業績を発表し、第1四半期売上高は前年同期比16%増の194億ユーロ、特別項目控除前営業利益は同42%増の23 億ユーロとなった。
好調なスタートとなった要因としては、マテリアル事業とケミカル事業の業績が好調し、大幅に上昇したことによる。
ケミカル事業の売上高は同16%増の27 億ユーロとなり、大幅に伸長した。石油化学品、中間体事業ともに販売価格の大幅な上昇により、増収となった。特別項控除前営業利益は5億5800万ユーロとなり、大幅な増益となった。
マテリアル事業セグメントの売上高は同20%増の34 億ユーロとなった。売上高の増加は主に販売価格の大幅な上昇と販売量の大幅な増加による。特別項目控除前営業利益は大幅に増加し、6億7200万ユーロとなった。販売価格の上昇を背景に、イソシアネートの利益が上昇し、モノマー事業本部の利益貢献が大幅に増加した。
インダストリアル・ソリューション事業セグメントの売上高は21 億ユーロで、前年同期の水準を維持した。ディスパージョン&ピグメント事業本部の売上高は微増となったものの、パフォーマンス・ケミカルズ事業本部の売上高の若干の減少により相殺された。同事業の特別項目控除前営業利益は2億6600万ユーロで、前年同期を若干下回る結果となった。
2021年05月10日