カー黒事業は増収増益 東海カーボンの1~3月期

2021年05月12日

ゴムタイムス社

 東海カーボンの21年12月期第1四半期連結決算は、売上高が539億6800万円で前年同期比2・2%増、営業利益は40億7700万円で同39・6%減、経常利益は39億9900万円で同39・2%減、当期純利益は19億6800万円で同57・1%減となった。

 カーボンブラック事業の売上高は215億9500万円で同2・7%増、営業利益は18億700万円で同3・8%増となった。2月に米国南部で発生した大寒波による米国生産拠点の生産出荷の一時停止で販売量が低下したものの、タイヤ及び自動車部品産業の需要は総じて回復基調にあり、グループ全体の販売量は前年同期比で増加した。

 21年12月期通期の連結業績予想に関しては、売上高が2279億円で前期比13・1%増、営業利益が181億円で前期比130・3%増、経常利益が169億円で前期比169・9%増、親会社株主に帰属する純利益が89億円で同772・6%増を見込んでいる。 

 他のセグメントでは、黒鉛電極事業の売上高は79億5700万円で同30・6%減、営業損益は2億2300万円(同21億3100万円の営業利益)となった。ファインカーボン事業の売上高は88億2600万円で同12・8%増、営業利益は21億4600万円で同11・8%増。精錬ライニング事業の売上高は107億6600万円、営業利益は4200万円などとなっている。

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