JSRは5月11日、同日開催の取締役会において持分法適用会社で大韓民国の錦湖ポリケムの同社が保有する全株式をKumho Petrochemical Co.Ltd(KKPC)に譲渡し、合弁契約を解消することを決議したと発表した。錦湖ポリケムは同社の持分法適用会社から除外されることになる。
錦湖ポリケムは、1985年に同社とKKPC社との合弁会社として設立され、主にエチレン・プロピレンゴムの製造および販売を行っており、設立当初から自動車業界に向けてなくてはならない製品として認識されている。その中で、同社では、現在の事業環境を踏まえ、各事業において戦略の見直しを行っており、当該事業が成長し続けるためには、適切な規模での経営資源の投入を検討するなどの事業変革が必要であり、KKPCの単独資本下で迅速な意思決定を可能にすることが企業価値向上につながると判断し、合弁契約を解消することでKKPC社と合意に至ったとしている。
2021年05月13日