横浜ゴムは5月12日、同社従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が3月、手紙を通じて交流しながら子どもの成長を見守る「スポンサーシップ・プログラム」などを行うNPO法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」へ活動支援金を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は38万4000円となる。同団体への支援は2017年より5年連続で行われた。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きし積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に、2016年5月に設立された。同社はマッチングギフトとして、同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
「チャイルド・ファンド・ジャパン」は1975年に設立、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長と家族、地域の自立を支援している。同社は寄付のほかに、2017年から本社、平塚製造所、三重工場、三島工場で、フィリピンの貧困地域の子ども各1名との手紙の交換を行いながら顔の見える就学支援を行っている。今回から新たに新城工場、尾道工場、茨城工場、長野工場でも各1名ずつ支援を開始した。
同社では、今年2月に新中期経営計画「YX2023」を策定した。ESG経営においては「未来への思いやり」をスローガンとして掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めていくとしている。