減収も営業益が大幅増 バンドー化学の21年3月期

2021年05月13日

ゴムタイムス社

 バンドー化学の2021年3月期連結決算は、売上収益が813億7100万円で前期比9・8%減、コア営業利益は49億3800万円で同6・0%減、営業利益は53億7700万円で同161・4%増、税引前利益は56億1800万円で同168・1%増、当期利益は39億4300万円で同477・7%増の大幅な増益となった。
 セグメント別に見ると、自動車部品事業の売上高は349億7500万円で同10・2%減、セグメント利益は23億8600万円で同12・1%増。
 国内では一般産業用伝動ベルトは、機械受注の減少により、産業機械用伝動ベルトの販売が減少。海外では中国、アジア地域などで農業機械用および産業機械用伝動ベルトの販売が増加したが、米国で産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。運搬ベルトは、国内はコンベヤベルトや樹脂コンベヤベルトなどの販売が減少した。
 産業資材事業の売上高は302億3200万円で同7・7%減、セグメント利益は22億3800万円で同2・0%増となった。
 一般産業用伝動ベルトでは、国内の機械受注の減少により、産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。海外では、中国、アジア地域などにおいて農業機械用および産業機械用伝動ベルトの販売が増加したが、米国では産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。運搬ベルトでは、国内でコンベヤベルトや樹脂コンベヤベルトなどの販売が減少した。
 また、高機能エラストマー製品事業の売上高は118億8300万円で同13・2%減、セグメント損失は1億2900万円となった。
 なお、2022年3月期の業績予想については、売上収益900億円で同10・6%増、コア営業利益が60億円で同21・5%増、営業利益は65億円で同20・9%増、当期利益は45億円で同14・1%増を見込んでいる。

 

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