丸尾カルシウムの2021年3月期連結決算は、売上高が108億4400万円で前期比8・6%減、営業利益は1億5100万円で同32・7%増、経常利益は3億600万円で同9・8%増、当期純利益は1億7900万円で同53・4%増となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により建築資材向け、自動車向けなどが低調だったが、下半期には中国が景気回復したことや自動車などが好調に推移した。損益面については、売上高が回復したことで上半期に比べて工場稼働率が上昇し、加えてコスト削減に努めた結果、増益となった。
2022年3月期通期の連結業績予想は、売上高が110億円で前期比2・8%増、営業利益が1億1000万円で同27・6%減、経常利益が2億1000万円で同31・6%減、当期純利益が1億3000万円で同27・7%減を見込んでいる。なお、2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率については、2021年3月期に当該会計基準等を適用したと仮定して算定した増減率を記載している。