横浜ゴム、従業員基金が寄付 かながわ県立病院小児医療基金に

2021年05月14日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは5月12日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が4月、神奈川県立こども医療センターが医療支援を必要とする子どもたちを支援するために開設した「かながわ県立病院小児医療基金」へ、活動支援金を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は13万2000円となる。

 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きし積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。

 「かながわ県立病院小児医療基金」は、小児医療の向上を目指し、小児医療に関する研究等への助成、機器備品等の整備、患者と家族の療養環境の向上を目指した事業への支援などを行っている。今回の支援金は、NICU(新生児特定集中治療室)に入院している新生児の家族が使用する安全に配慮した棚の改修費用に使用される。

 同社では、今年2月に新中期経営計画「YX2023」を策定した。ESG経営においては「未来への思いやり」をスローガンとして掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めていく。

 

同センターのNICU

同センターのNICU

 

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