日精エー・エス・ビー機械の2021年9月期第2四半期決算は、売上高は178億7500万円で前年同期比46・3%増、営業利益は48億4000万円で同156・5%増、経常利益は55億700万円で同238・8%増、純利益は39億6000万円で同115・6%増の増収増益となった。
セグメント別にみると、米州は、消毒液や生活必需品等の容器需要の高まりを受け、北米を中心に好調な引き合いが続いたことにより、売上高は63億1700万円で同172・9%増となった。セグメント利益も、増収が寄与し12億4300万円で同215・3%増となった。
欧州は、各国でコロナ禍への対応が異なり、地域による濃淡の差はあるものの、中小型機を中心に引き合いが好調に推移した結果、売上高は38億200万円で同145・2%増となった。セグメント利益も、増収効果に加え、展示会費用の減少等により4億7800万円で同143・9%増となった。
南・西アジアは、コロナ禍による影響は域内の新興国に色濃く残るものの、インドを中心に中小型機の引き合いが復調した結果、売上高は52億6200万円で同132・2%増となった。セグメント利益も増収効果により9億4100万円で同330・8%増となった。
東アジアは、各国市場の引き合いは底堅く推移しており、売上高は24億9200万円で同126・9%増となった。セグメント利益は、増収の効果および展示会費用の減少等により38億4500万円で186・6%増となった。
2021年9月期の連結業績予想は、売上高は360億円で同32・1%増、営業利益は65億円で同34・0%増、経常利益は66億円で同41・3%増、純利益は47億円で同10・9%増を見込んでいる。