昭和ホールディングスの21年3月期連結決算は、売上高が136億6100万円で前期比11・7%減、営業利益は6億600万円(前年同期は1億3100万円の損失)、経常損失は1億8600万円(前年同期は7億400万円の損失)、当期純損失は12億2800万円(前年同期は6億200万円の損失)となった。
セグメントのうち、ゴム事業は、売上高が16億7100万円で同6・2%増、セグメント損失は4700万円(前年同期は1億1100万円の損失)となった。ライニング業界では東日本地域での競合会社の撤退により、多くの引き合いを取り込むことができたことから、受注が安定し好調に推移した。また、当第4四半期単独でも増収増益となった。一方、海外事業においても、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどにおいて着実に引合い件数を伸ばしている。
22年3月期の連結業績予想については、同社グループを取り巻く事業環境が目まぐるしく変化しており、同社子会社等が進出している各国の状況を詳細に精査・検討を行う必要があることから、公表を差し控えるとしている。