日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の1月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で88・7と前月から0・6ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、メタクリル樹脂など9品目が変動なく、ポリカーボネート、ABS樹脂、エポキシ樹脂など7品目が上昇したが、フェノール樹脂、シリコーン、ポリプロピレンの3品目が下降した。また12品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品は20品目平均で97・0と前月から0・2ポイント下降した。
内訳はプラスチック積層品、プラスチック管、プラスチック継手、プラスチック雨どいなど14品目が変動なく、輸送機械用プラ製品、強化プラ管板類の2品目が上昇した。下降については、プラスチック床材、プラスチックフィルム・シート、プラスチック板、飲料用プラスチックボトルの4品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック雨どいの121・1。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から6・6%上昇し82・2となった。
内訳は塩化ビニルモノマー、酢酸ビニルモノマー、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、ビスフェノールA、アクリロニトリル、キシレンなど11品目が上昇した。ブタン・ブチレン、スチレンモノマーの2品目が下降となった。品目別でみていくと、ビスフェノールAが18・3ポイントともっとも上昇した。
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